2006年5月15日

犬と暮らす家とは

犬と暮らせない家

家庭犬としての躾ができているのなら、イス式の生活をゆったりとできる広さと、十分な収納、風通しが良くエアコン無しでも熱中症にかからない程度の快適性があれば、特に犬用の設備は何にもいらないと私は思います。 しかし、日本の平均的な住宅事情ではなかなか上記の要件を満たすのは難しいようです。

Gレトリーバーと暮らしているということで訪れた数件のお宅では、犬は屋根付バルコニーに置かれたケージの中で、道行く人に執拗に吠えていたり、リードをつけられたまま玄関土間で飼われていたりしていました。 それらは結局の所、外で飼っているのと同じ事ですし、人なつっこい性格の彼らには、中途半端に主人と隔離された場所で長時間過ごすのはストレスになっていることでしょう。 何らかの問題行動がある場合には、それを増長させる要因にもなりかねません。 なにしろ楽しいドッグライフじゃないと私は思います。

話を聞くうちに、このような飼い方にせざるを得なかった理由は犬の習性に関する飼い主の知識不足以上に、「家の狭さ」が大きな要因であることがわかりました。 ですから私は、自分の設計において、狭い家なら空間を立体的に使うことで問題を解決しようと試みています。 犬には人間が必要とするほどの天井高は不要なので、犬の為の空間の上部にロフトなどの人間の為のスペースを造ります。