建ペイ率30%、容積率60%という厳しい法規制の中で 居住空間を十分に確保しながら最大限の収納スペースを 得るために、法的に容積不算入となる納戸を1階に配した、 変則的スキップフロアーを採用。 中2階のスタディーコーナーの下部には完全防水の 屋内犬小屋をリビングに向けて計画しWDLRを確保している。 また、スキップフロアーが生み出す、変化に富む天井高と床レベルは、 視覚的な面白さのみならず、犬との暮らしの上で重要な、 「ゾーニング」と「風の道」を発生させる機能性を持っている。 長年に渡って行ってきたフィールドワークを元に、 「愛犬家住宅の間取り」の完成形として設計された作品の1つである。