2021年7月9日

ペットと住む家の工夫

ポストマン・シンドローム 「玄関で吠える犬」

配達の人が来ると玄関で吠え続けるワンちゃんがいます。
印鑑を押したりしてお仕事が終わると配達の人は帰ります。
犬も配達の人が帰ると吠えるのを止めます。
それは吠える仕事が終わったからです。
犬には配達という人間の仕事が簡単には分かりませんから「知らない人を追い返す」仕事だと考えるのです。
そしてその仕事は100%達成できるので満足感がありますが何故か飼い主には誉めてもらえない。それどころか、飼い主は犬が吠えることに怒って、大きい声を出しています。
「親分も一緒に吠えている!だからもっと吠えなきゃ!」
案外、犬はそんな風に考えているかもしれません。
この状態を私は「ポストマン・シンドローム」と呼んでいます。
この悪循環を断ち切るためには、犬が(人間が)無駄吠えをしないように躾ることが大切です。建築的にはポストマン・シンドロームに陥らないように玄関と犬の居住スペースをできるだけ離して、視界からも外す様にしています。

あらゆる家庭内のしつけに共通するのは、それなりの広さ、バッファーゾーンが必要だと言うことです。

犬と暮らす家を設計する場合、私は無駄とも思えるくらい、玄関ポーチや玄関は広くとりたいと思っています。