猫と暮らす家

猫と暮らす家は、キャットウォークなどの「造作」を足すだけでは成立しません。重要なのは、猫の行動(移動・休息・探…

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猫と暮らす家|本文


猫と暮らす家は、キャットウォークなどの「造作」を足すだけでは成立しません。重要なのは、猫の行動(移動・休息・探索・すれ違い・逃走)を“自然に起こる条件”として、間取り・動線・居場所・窓・境界(脱走防止)を一体で設計することです。
このページでは、猫と暮らす家づくりの間取り・キャットウォーク設計のポイントを、設計理論と実例(作品)とあわせてまとめます。

まず見たい方へ:おすすめの設計事例(作品)
猫と暮らす家の間取り・設計ポイント(8つ)
よくある失敗(うまくいかない理由)
設計の考え方|猫の家は「猫的町並み」
参考コラム(写真・図解あり)
よくあるご相談(FAQ)
対応エリア(全国対応)
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まず見たい方へ:おすすめの設計事例(作品)

猫15匹犬5匹の家:The Cats' House(神戸):多頭飼いでもテリトリーが成立する回遊動線。
大きなキャットウォークのある住宅|The Cat’s House OZ邸(埼玉):延床30坪でも成立する「猫的町並み」。
The Cats' House *Ku邸(愛知):断面構成で上下階を等価にし、距離感を設計。
猫の岩盤浴|The Cats' House *Wa邸(名古屋):複数ルートで行動の選択肢を増やす。
猫と暮らす家についての解説(自邸編 part1):図面つきで理論を解説(立ち入り禁止ゾーン、交差点設計など)。

猫と暮らす家の間取り・設計ポイント(8つ)

1. 立体動線(Path):猫の大通りを“連続”させる
重要なのは高さより、床〜階段〜棚〜窓辺が途切れずに連続してつながること。キャットウォークは「点」ではなく、家全体の動線(道)として計画します。

2. 境界(Edge):脱走防止は“線”で設計する
玄関・窓・ベランダなど屋外に通じる場所は、後付けの対策だと破綻しやすい領域です。動線と同時に、猫の行動範囲を整理する境界線(エッジ)を設け、事故(脱走)を起こしにくくします。

3. 居場所(District):用途のある居場所を複数つくる
昼寝・見晴らし・隠れ家・人の近く/離れたい、など猫の居場所は一つでは足りません。家全体に居場所(地区)を分散させ、状況に応じて選べるようにします。

4. 交点(Node):すれ違い・渋滞を起こしにくい“交差点”をつくる
多頭飼いほど、すれ違いや追いかけがストレスになります。分岐・合流・迂回(バイパス)を設け、猫が回避できる選択肢をつくると落ち着きます。

5. 目印(Landmark):水・食事・トイレの置き方で行動は変わる
水、食事、トイレは「置くだけ」ではなく動線とセットで考える要素です。猫が迷わず使えるわかりやすさ(イメージアビリティ)を優先します。

6. トイレ計画:静かさ・掃除性・換気を両立する
粗相やストレスはトイレ環境が引き金になっていることが少なくありません。静かな位置、砂飛びの回収動線、換気、掃除しやすさをセットで設計します。

7. 爪とぎ/マーキング:家具被害は“禁止”より“誘導”
爪とぎは本能行動です。やめさせるのではなく、使ってほしい場所に“良い爪とぎポイント”を用意し、行動が自然にそこへ集まるよう整えます。

8. 立ち入り禁止ゾーン:本当に入れないと猫はあきらめる
入ってほしくない場所は「入れる構造」だと猫は学習してしまいます。確実に開かない建具(例:両面サムターン鍵の活用)なども含め、猫が興味を失う条件(=消去)を設計します。

よくある失敗(うまくいかない理由)

キャットウォークを増やしたのに使わない:動線が孤立していて「町並み」になっていない。
脱走対策が後手:使い勝手・見た目の両方が破綻しやすい。
多頭飼いで喧嘩が増えた:回避ルートや交点がなく、ぶつかりやすい。
粗相やストレス:トイレの位置・静けさ・掃除性・換気が合っていない。

設計の考え方|猫の家は「猫的町並み」
猫の家は、1つ1つの仕掛けではなく、家全体を猫が読みやすい町並みとして組み立てます。都市計画の考え方を援用し、猫の行動を5つの要素に分解して設計します。

Path(パス):猫の大通り。床・階段・棚・窓辺が連続してつながる動線
Edge(エッジ):境界線。脱走防止や行動範囲の整理に関わる線
District(ディストリクト):用途のある居場所(昼寝/見晴らし/窓辺など)
Node(ノード):パスの交点。猫が集まりやすい場所
Landmark(ランドマーク):目印(水・食事など)。置き方で動きが変わる要素

大切なのは「量」よりも、猫が迷わず使えるイメージアビリティー(わかりやすさ)です。

参考コラム(写真・図解あり)

猫専門建築家が教える大切な5つのポイント|実例写真あり(猫トイレの写真など)
猫的町並みを構成する5つのエレメントについて(5要素のイラストあり)
猫と暮らす家についての解説(自邸編part2)(猫T/猫D、換気、掃除性など具体例)

よくあるご相談(FAQ)
Q. キャットウォークは多いほど良い?A. 量よりも、パスが孤立せずに「町並み」としてつながっていることが重要です。
Q. 多頭飼いで喧嘩やすれ違いが増えたA. 迂回路(バイパス)や交点(ノード)を設計し、ぶつからない・逃げられる条件をつくります。
Q. 家具の上を歩かせたくないA. パス不足が原因になりがちです。猫が「無理やり作る危険パス」を減らす代替ルートを用意します。
Q. 逃走防止はどう考える?A. エッジ(境界)を整理し、重大インシデントが起きにくい線のつくり方を検討します。
Q. トイレのにおい・掃除が心配A. トイレの位置(静けさ)・換気・掃除動線・砂飛び回収まで含めて計画します。家の中に「無理なく片づく仕組み」をつくると、継続的に清潔を保てます。
Q. 立ち入り禁止にしたい部屋がある(キッチン等)A. “入れてしまう”構造だと猫は学習します。確実に入れない建具・鍵・動線で、猫が興味を失う条件をつくります。

対応エリア(全国対応)
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